音符の長さ・休符・拍子をマスターする準備はできていますか?
- Yeoul Choi
- 2025年11月7日
- 読了時間: 6分

ピアノ学習というすばらしい旅を始めた皆さん、こんにちは!
今回は音楽においてとても重要な要素である「時間」についてお話しします。ピアノを美しく演奏するために大切なのは、正しい鍵盤を押すことだけではありません。一定の拍の中で動くリズムを正確にとらえ、演奏できることが欠かせないのです。どんなに音がきれいでも、どれだけ音程が正しくても、タイミングがずれていたり間違ったリズムを弾いてしまっていては、良い演奏とは言えません。
楽譜を開くと、音符以外で特に混乱しやすい概念として、「拍(Beat)」「リズム(Rhythm)」「拍子(Time Signature/楽譜の一番最初に書かれている数字)」があります。この3つはひとつの言葉のように感じられることも多く、それぞれの違いを説明するのが難しかったりしますよね。そこで今回は、これらの概念とその種類について、わかりやすく解説していきましょう。
概念 | 説明 | 現実の例え |
拍 | 音楽の心臓の鼓動。一定で規則正しい脈のようなもの —「ドン・ドン・ドン・ドン」と続く感じ | 時計の「カチ、カチ」という音 |
拍子 | 1小節にいくつの拍が入るかを決めるルール(例:4/4拍子) | 1日の「時間割」のようなもの(例:50分の授業が4回ある、など) |
リズム | 拍子(Time Signature)のルールの中で、長い音符と短い音符が並んでできるパターン | 1日の「行動パターン」(例:朝ごはん、昼ごはん、昼寝、など) |
音楽の「拍」とは、一定に動き続ける規則的な脈のようなものだと考えてみてください。私たちの心臓が 80〜90 BPM で鼓動しているように、この安定した脈こそが「拍」です。私たちは日常の中でも、この規則的な「拍」を自然と感じながら生きています。
拍子記号は、音楽の中で拍をどのようなパターン・ルールで扱うべきかを示すものです。たとえば 4/4拍子 であれば、「1小節の中に4つの四分音符を入れる」というルールを指示しています。一方で リズムは、その決められたルールの中で、長い音符と短い音符をどのように並べるかという「配置パターン」のことをいいます。音符の長さの並べ方によって、さまざまなリズムの可能性が生まれるのです。
音符の長さ:ケーキを切るみたいに!
拍の中でリズムのパターンを理解するには、まず「音符の長さ」を知る必要があります。音符の長さを理解することは、リズムを読み取り、表現するために欠かせません。音符の長さとは、「音をどれくらいの時間伸ばすか」を表すものです。音楽では、いちばん長い音符の長さを基準にして、それを半分、さらに半分…と分けていくことで音符の種類が決まっています。これは、ケーキを 1/2、1/4、1/8 へと細かく切り分けていくのと同じ原理です。

特別な音符の長さ:付点音符
音符の横に「・(ドット)」が付くと、その音符本来の長さに さらにその半分の長さが加わる という意味になります。
付点音符の長さを求める公式は次のとおりです:
付点音符の長さ = 元の音符の長さ +(元の音符の長さ × 1/2)
付点音符の例(4/4拍子の場合)
音符 | 名前 | 計算 | 合計の長さ |
![]() | 付点2分音符 | 2+(2 X1/2) | 3拍 |
![]() | 付点4分音符 | 1+(1x 1/2) | 1拍半 |
![]() | 付点8分音符 | ½+(1/2x1/2) | 3/4拍 |
実際の音楽の中で、付点音符がどのように使われているか見てみましょう!

<Niwamori Piano – Frill Waltz: mm.21-24>
この曲「Frill Waltz」は 3/4拍子 で書かれています。つまり、1小節の中には4分音符3つ分の長さが入るということです。22〜23小節をよく見てみると、4分音符が3つ並んでいるのではなく、付点4分音符(1.5拍) のあとに 8分音符が3つ(合計1.5拍) 続いていることがわかります。このリズムパターンが3拍の中で繰り返されることで、軽やかで揺れるような流れが生まれます。このリズムは「タ・ディ タ・ディ」というように、スイングするアクセントで口唱できます。
拍子記号の仕組み:X/Y のひみつ
拍子記号は、楽曲の設計図のようなものです。演奏を始める前に、その曲がどんなリズムのルールで進んでいくかを教えてくれます。「この曲は、こういうリズムの法則で流れていきますよ。」ということを示しているわけです。拍子記号は分数のような形で書かれ、上の数字と下の数字にはそれぞれ意味があります。
· 上の数字(分子) は、1小節にいくつの拍があるか、つまり「その小節に存在する脈(ビート)の数」を表します。
· 下の数字(分母) は、どの音符が1拍に相当するか、つまり「1つのビートを表す音符の長さ」を示します。
たとえば:
· 分母が 4 の場合 → 4分音符が1拍
· 分母が 2 の場合 → 2分音符が1拍
· 分母が 8 の場合 → 8分音符が1拍
つまり、拍子記号を見ると「1小節にいくつ拍があるのか」 と「どの音符が1拍として扱われるのか」がひと目でわかるのです。

<the example of time signature>
例:4/4拍子
· 4(分母) → 4分音符(♩)が1拍
· 4(分子) → 1小節の中に4つの4分音符分の拍がある
· アクセントパターン: 強拍 – 弱拍 – 中強拍 – 弱拍

単純拍子と複合拍子
:音楽の「時間の感じ方」を決める2つの方法
では、拍子にはどのような種類があるのでしょうか?拍子は 単純拍子 と 複合拍子の2つに分けられ、その大きな違いは 1拍がどのように細かく分割されるかにあります。単純拍子は、行進曲のように安定していてまっすぐな感覚があります。1拍は均等に2つの小さな音符へと分割されます。たとえば 4/4拍子 では、1拍(4分音符 ♩)が 8分音符2つ(♪ ♪) に分かれます。これは 2/4 や 3/4 の場合も同じです。カウントするとき「タ・アン、タ・アン」のように感じられ、はっきりとした、直接的なリズムになります。行進曲や正確なリズムを求められる音楽にぴったりです。一方、複合拍子はワルツや子守歌のように、柔らかく流れるような感覚があります。ここでは1拍が 3つの小さな音符に分割 されます。6/8、9/8、12/8 などの拍子では、分母は8ですが、実際の1拍の単位は付点4分音符(♩.) — つまり 8分音符3つがまとまったもの になります。
たとえば:
· 6/8拍子は文字どおり「1小節に8分音符が6つ」という意味ですが、演奏者が実際に感じるのは 3つの8分音符で1拍となる “2拍” の流れです。つまり、(♩. + ♩.)= 2つの付点4分音符が1小節という感覚になります。数えるときは「タ・キ・ダ、タ・キ・ダ」のように感じられ、なめらかで波のようなリズムが生まれます。このため、ダンス音楽や子守歌などにぴったりの拍子です。

この内容が、拍子やリズムに関する疑問を少しでも解消する助けになれば嬉しいです!今日からぜひ、リズムを正確に読むことに意識を向けて、より良いピアノ練習への一歩を踏み出してみませんか?
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